最長1年も絶食できるニシキヘビから学ぶ「満腹シグナル」の正体
極限から学ぶ。
やまだ
2026.05.27
読者限定
食べた後、体は何を感じているのか
僕たちは食事を終えた直後、なぜ「もう十分」と感じるのだろう。胃が膨らむからだけではない。腸から脳へ、何らかのシグナルが届いているはずだ。では、そのシグナルとは具体的に何者なのか。
スタンフォード大学などの国際チームが2026年3月に発表した研究は、この問いに対してまったく予想外の方向から答えを持ち込んだ。主役はニシキヘビ、そして食後にその血液中で1,000倍以上に急増する、これまでほとんど注目されてこなかった小さな分子だ[1]。