農薬で糖尿病に?インドの農家から学ぶ腸内細菌の危機~
アンチエイジング研究所マガジンVol.122
やまだ
2026.04.14
読者限定
はじめに
みなさん、こんにちは、やまだです。普段は、Xにて、アンチエイジングや腸活について発信をしています。
突然ですが、糖尿病と聞くとどのようなイメージを持ちますか?
「都会のデスクワークで運動不足の人」
「ファストフードばかり食べて太っている人」を思い浮かべるかもしれません。
しかし、インドのマハラシュトラ州にある小さな村で農作業に従事するバーヌダス・モア氏(56歳)は、毎日畑で長時間働き、体は痩せ型で一見健康そのものであったにもかかわらず、ある日突然「2型糖尿病」と診断されました。
薬を飲んでもお腹の張りや不調が続き、一向に良くならない。彼の体を蝕んでいた真の犯人は、僕たちが普段安全だと信じて疑わない環境要因、つまり日常的に浴びていた農薬によって破壊された腸内環境だったことがわかりました。ただし、ここで大事なのは、報道に登場した個人の糖尿病について、農薬が直接の原因だと証明されたわけではない点です。現時点であるのは、農村集団での関連を示すヒト研究と、動物や腸内細菌を用いた機序研究です。