食の観点から考えるほうれい線対策

~腸活ラボマガジンVol.40~
やまだ 2025.04.08
読者限定

はじめに

こんにちは、やまだです。今回は、ほうれい線対策について食と皮膚科学の観点から考えてみたいと思います。皮膚の老化が進むとコラーゲンやエラスチンといった皮膚の主要な構造成分が減少し、シワやたるみが生じます。ほうれい線は、顔の印象に大きな影響を与えます。そのため、アンチエイジングの観点でも注目されています。一方で、一度ほうれい線ができてしまうと、食生活やスキンケアだけではなくすのが困難なため、美容医療の介入が必要です。今回は、食の観点からほうれい線を予防するためのコラーゲンの経口摂取の研究について紹介したいと思います。これまでは、コラーゲンを経口摂取したりしても、アミノ酸に分解されるので意味がないという通説が広がっていましたが、経口コラーゲンの摂取は、体内でコラーゲンの合成を促進し、皮膚の弾力や保湿能力を向上させることがわかってきました。

ほうれい線と皮膚の構造

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2057文字あります。

すでに登録された方はこちら

誰でも
高タンパク質食は本当に腎臓を破壊するのか?ー糸球体過剰ろ過とBrenn...
誰でも
赤身肉の食べすぎはよくないのは本当か?トリエチルアミンと腸内細菌の関係...
読者限定
「ただの自然派」はもう古い?科学が証明した『植物エキス』の最前線
読者限定
あなたの体にも潜んでいる?「潜伏ウイルス」と「ワクチン」の真実
サポートメンバー限定
顔に“プラスチック”を注入して若返る?「ポリ乳酸 vs ヒアルロン酸」...
読者限定
「コーヒーは心臓に悪い」は本当か?最新研究でわかった“量と飲み方”の答...
サポートメンバー限定
肌の若さを保つ縁の下の力持ち、線維芽細胞について語る
読者限定
病気の回復期に「タンパク質」は避けるべき?